現在過去未来・・・ふと思ったレベルに依存しない、そんな話。
やっぱり、役に立ったり立たなかったり、つまらなかったり寒かったりする日記です。

西暦に20XX年。
FF14にAIによる攻略貢献度判定技術が導入されていた。
それは冒険者たちの間で
「火力が低い!」
「回復が薄い!」
「無駄な被弾をするな!」
「バフを焚け!」
などとお互いのプレイを避難する声が耐えないことから
導入された新技術なのだった。
これにより攻略時における戦闘貢献度が明確になったのである。
とはいえ、その貢献度の詳細は公にはされない。
それは今も昔も変わらなかった。
では何が変わったのか?
それは、攻略終了時にAIが判定したMVPが選出されるのだった。
副賞にはマテリア詰め合わせが貰えるのである。
(MIPは廃止されてMVPになっているのダ!)
「今日もぴっぴちゃんがMVPか~」
パーティーメンバーのひとりが称賛の言葉を投げ掛けてきた。
「いやぁ~(*´艸`)」
その言葉に照れるだけだ。
「でも不思議だね。ぴっぴちゃん殆んど転がってるのにね。」
ぴっぴは相変わらず難易度が高い攻略となると
殆んど床に寝ているのだった。
それにも関わらず、いや
そんな時に限ってMVPを独占するのだった。
からくりは簡単なことだった。
ぴっぴが転がることで
ぴっぴ想いな仲間たちが奮闘するのである。
「ぴっぴちゃんの分まで!」
「俺が」、「私が」、「「「がんばらなくちゃ!!」」」
そう、それぞれがぴっぴの分まで頑張る。
それは即ち、二人分頑張るのである。
4人パーティーなら、
(ひとり×2倍)×三人-ぴっぴ=実質5人
8人パーティーなら、
(ひとり×2倍)×7人-ぴっぴ=実質13人
なんと!
ぴっぴがパーティーにいることで、
実質のパーティー人数が増えるのである。
これを超える貢献度などあるわけがない。
さすがぴっぴである…
_〆(゚▽゚*)カキカキ
~ほわほわほわ~
気がつけばダンジョンの外。
ぴっぴは今日もエキルレで転がって
そんな妄想をしていたら
いつの間にかパーティーから除名されていた。
現実は厳しい(°Д°)
*この物語はフィクションです。

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