過去振り返りシリーズの時を経て 【現在に至ったぴっぴの冒険譚】。
やっぱり、役に立ったり立たなかったり、つまらなかったり寒かったりする日記です。

それから翌日。
ぴっぴは調べものをしていた。
120Fはクリア出来ずとも
前回到達していた経験から
特に何も調べることなく歩みを進めてきていた。
昨日までは。
そもそも
120Fにたどり着くこともなく
床の染みになるだろうと思っていたから
適当にやっていたのだった。
その適当さが良かったのかもしれない。
昨日までは!
とはいえこの先はソロでは未踏。
パーティーで通過したのも数年前ともなると
記憶もなく準備が必要だったのだ。
だから調べものなのだ。
ソロで200Fを踏破した名も知らぬ英雄の記録を漁る。
それは
我に続けと言わんばかりの導きの書だった。
ふんふん♪
この階層はあまりきつく無さそうだ。
そういえばモルボルに大変な目に合わされたけど
それについて記述はあるのかな?
と今更ながらついでに調べると、
記されていた。
「スロウと睡眠を付与してくるので足元で戦うべし!
オートアタックですぐ起こされるのでその直後の臭い息を回避しやすい。」
あー…
なるほど…
前回(5期)はこれを読んでいたから
だから苦労することもなくて
自分の記録にも残っていなかったのか…
やはりダンジョンに潜るには
モンスターの知識というのは必要なのだ。
ダンまちのベル君が
エイナさんからダンジョンの知識を叩き込まれる重要さを
今さらながら自分事として理解することができた。
これはアニメじゃない!
本当のことさ!
(本当のことなのか!?)
130Fのボスはハイドラ(名前は知らない)。
炎→氷→炎→氷の攻撃後に中央で足元回避。
その繰り返し。
という知識だけを頭に入れて
戦うこと6分。
硬い!!
しかし、この単調な作業の繰り返しでも
集中力を切らさなかったのは
やはり「松田聖子作戦」のおかげだった。
♪~あ~さひ~がぁ~すいへーいせーん~
かうらぁ!!!(コントル!)
ひかりの矢をはなち~(フレッシュ!!)♪
瑠璃色の地球を回る月のように
フィールドの外周を丸く移動していくのだった。
そして、
三三七拍子のリズムに乗せて
調子よくボスを撃破したのである。
(※ぴっぴちゃんは音楽のことよくわからない)
「ふぅ~」
安堵もつかの間。
…またちらりと視界の端を見る。
残り15分。
まだここは130F。
時間が掛かっていることだけが
気がかりだった。

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