過去振り返りシリーズの時を経て 【現在に至ったぴっぴの冒険譚】。
やっぱり、役に立ったり立たなかったり、つまらなかったり寒かったりする日記です。

ぴっぴちゃんビビってる!ヘイヘイヘイ♪
嗚呼ビビっているさ!
そんなピッチャーを囃し立てる風に言われなくたってね。
ぴっぴは心が折れていた。
この先へ行くことに躊躇って次の一歩が踏み出せないでいた。
150Fまでとここから先では意気込みが明らかに異なるのだ。
ここまでは、「下手すると死ぬかもしれない」との思いでやって来た。
裏を返せば「上手くやれば死なずに進める」という希望があった。
しかし、中層を駆け抜けて今思うのは、
この先は、「生きていけない」という絶望だ。
既にピンチを切り抜けるため一番強力な魔土器「マンティコア」はひとつもない。
「形態変化」も少ししかない。
他の魔土器は使い所が難しいものばかりだ。
この先の下層は、そこかしこにいる雑魚の一匹一匹が
そこらの田舎で名を馳せるチンピラのようなものだ。
チンピラがそこかしこに蠢いていると思うと
怖いに決まっている。
だから数日間150Fで放置して考えていた。
今までの歩みを振り返る。
そして!気づく!
何も一度でここまででこれたわけではない。
積み重ねた経験が知識となりトライアンドエラーで
辿り着いたのがここだ。
失敗することを今さら恐れてどうする?
失敗は次に繋がる経験になることを忘れていた。
まだやれることはあるのだろう。
スプリントだって無駄にしていることも多い。
「宝箱増加」や「敵排除」を温存せず
逆に積極的に使うことで
新たな魔土器を手に入れるチャンスが掴めるかもしれない。
ここから先の進み方を自ら経験出来るチャンスではないか!
ぴっぴの心は折れていなかった。
曲がっていただけだ。
曲がったものはまた伸ばせばいいのだ。
((φ( ̄ー ̄ )カキカキ…
_〆(゚▽゚*)カキカキ…
ドーン!!!
(°Д°)!?
「はよ行け!」
四の五の言ってないで!と
背中を蹴り飛ばされた!
誰に?
それはぴっぴの中の8人いる人格の1人。
「強気のぴっぴ」だったのかもしれない。
振り返ると誰も居なかった。
当たり前だ。
ソロでやって来た151F層なのだ。
もう進むしかない。
ぴっぴのラストダイブが始まった。
ー次回ー
ぴっぴ死す!

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