過去振り返りシリーズの時を経て 【現在に至ったぴっぴの冒険譚】。
やっぱり、役に立ったり立たなかったり、つまらなかったり寒かったりする日記です。
ぴっぴには生き別れの妹がいた。
彼女の名前はナナモといった。
知る人ぞ知る、もとい知らぬ人はいないだろう
ウルダハの姫だ。
実のところぴっぴ自身も彼女が実の妹であることは
知らないのである。
それは神のみぞ知る二人の秘密なのだから。
それはさておき!!
(さておいちゃうゾ!)
そんなナナモの願いによって二人でやって来たのは
巷で話題沸騰のシラディハ水道である。
兄妹水入らずの二人での冒険だ。
冒険とは言うものの、
ナナモはそれこそ単なる探検なのであり、
道中、戦うのはぴっぴの役目だった。
ソロで戦うくらい可愛い妹のためなのだ、
何ら問題はない。
ないはずだった…。
イテッ!
イテテテッ!
目の前にいる第一村人ならぬ
第一モンスターを発見したときから嫌な予感はしていた。
4匹。
恐らく一匹では誘い出せないだろう。
案の定、4匹で襲い掛かってきたのである。
ソロでも攻略可能ならば!
やれるはずだ!
しかし!
ぴっぴのアイテムレベルは601しかなかった。
イテッテぇ~~~!!
特殊アクションは
タンク用のスタン効果のあるものと
バリア効果の有るものを設定してみたものの
操作に慣れていないせいで
適切に使えなかった…。
そもそもぴっぴは慣れているという理由から
メインジョブの赤魔導士でやってきたのだが、
赤魔はその特性から考えても
このダンジョンではメリットが無いように思えた。
何故ならば、
ケアルが特殊スキルで設定出来るのだから。
赤魔はケアルをそもそも使える分、
火力が劣る。
そんなわけで瀕死になりながらも
辛うじて最初のグループを撃破したぴっぴは
既に疲労困憊となっていた…。
先行き不安だな…。
前向きに突入したダンジョンで
既に後ろ向きな気持ちになったぴっぴの視線の先には、ナナモが
気にする風でもなく先導していた…。
ナナモの背中を追いかけながら
ぴっぴはふととある姫様を思い浮かべた。
あの姫様は、リジェネ、プロテス、シェル、リジェネ、ヘイストの5つの魔法を
同時に発動する魔法マバリアを使い、護衛を援護すると言うのに…
それはFFTのオヴェリアのことだった。
同じ姫でもこうも違うとは…
ポーションひとつもくれないナナモに
不満を抱きつつも
そこはやはり可愛い妹ゆえに許してしまうのだった。
なにせ初めての二人旅なのだから。
こうして、二人の冒険は幕を開けたのだった。

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