
港町アシュトン
追手から逃れて港町までやってきたぴよこ騎士団。
ラヴィニスはどうなったのだろうか?
あれではまるで死んでしまったようだけど。
彼らは横たわる彼女をほったらかしにしてここまでやってきたのだった。
何故ならば
「あんな上から目線の嫌な女は放っておけばいいのよ」
とカチュアが言ったからだ。(※妄想です)
ラヴィニスはSFC版にはいなかったから行動が不明だ。
彼女は混血ということで侮蔑の言葉を投げられていたけれど
このゲームは海外でも発売されているはずで
海外の人にとって人種というのは日本人が思うよりも
複雑な感情があるのだと思うと
彼女の存在はどのように映るのだろうか。
それはさておき、デニムとカチュアが小屋で身を隠しているころ
ぴっぴはTwitterで他の騎士団の情報を集めていた。
「なになに・・3章に入るとユニオンレベルの最大値が敵を下回る!?」
「なになに・・ボスが最初からバフカードてんこ盛りで強すぎる!?」
ぴっぴは高難易度は好まない。
だからこの情報を得ることで一つの決断を下すのである。
【演習をするぞ~~~やりまくるぞ~~~】
レベルが上がらないならスキルを上げたらいいじゃない~。
演習というオートでもできる楽チンコンテンツが追加されたのは
きっとこのために違いない。
ぴっぴは決意する。
「ぴよこ騎士団を鍛え上げて戦場を思いどおりに駆け抜けてやる」と。
町を離れようとすると突然戦闘が始まった。
「ついに来たか」
ぴっぴは懐かしそうに彼女を見つめるのだった。
冷や汗を流しながら。
彼女の名はアロセール。
昔の彼女の二つ名は「雷神」。
彼女の弓は戦場を焼け野原と化す。
彼女もまたゴリラなのだった・・・
ゴリラなので話を聞いてもらえず
彼女はデニムたちの前から消えたのだった・・。
ところでお気づきだろうか・・?
ぴよこ騎士団はゲストのカチュアを除くと団員が8人しかいません。
ロンウェー侯爵の元から入隊した傭兵は
スパイ疑惑があるので戦場には出さないのさ。
後ろからグサっとやられたくないじゃないですか~。
実際は序盤でゲストも多い中で甘えると後が大変ですからね。
どうせ名前のあるキャラクターがこれからどんどん増えるので
育ててもすぐ二軍落ちですので
彼らは身ぐるみはいで放置中です。
リィ・ブム水道
ここへ来る前の港町の小屋でのこと。
カチュアはデニムに海外逃亡を提案したのでした。
ちなみにデニムの答えはノー。
戦乱にデニムを巻き込みたくないカチュアなのです。
そんなカチュアが粗暴な賞金稼ぎのザパンを煽りに煽りまくる!
カチュアの偉いところはみんなの陰に隠れて煽るのではなくて
自身が最前線に出て煽るのです。
僧侶だけどね!
お父さんは草場の陰で泣いておられるに違いない。
↑
はい。この辺重要です!
一方ぴっぴはというと…。
「ビーストテイマーになって初めてきた捕獲チャーンス!」
とタコ捕獲に動き出す。
説得の成功率を上げるために瀕死まで追い込み、
さあ次のターンで説得だ!
というその時!!
のこのことカチュアがやって来て
スピリットサージでタコを屠ったのだった…。
そんな彼女の挙動にぴよこ騎士団の団員たちは思うのだった。
「あんたがいたら海外逃亡をせずともこの戦乱を勝ち抜ける…」と。
ゾード湿原
道中ガルガスタン軍に襲われている女性を発見した。
「あ・・・あれは!?美女が襲われている!助けるぞ!」
美人のお姉さんが大好きなデニムは彼女を救出しようと決める。
それを見た姉は・・・
「ほっときなさい!!」(実話)
と吐き捨てるように言うのです。
恐らくはこのぴよこ騎士団に可愛い弟を誘惑しそうな美女はいらない
という意味なのだと姉弟のやり取りを傍で見ていた団員一同は思うのだった。
一方、ぴっぴは目をキラキラ輝かせていた。
美女にではなくて、フェアリーに!
捕獲だーー!!
いけ~かのぷぅ~!
前回タコの捕獲に失敗したぴよこ騎士団は
今回はめでたくフェアリーの捕獲に成功したのだった。
カチュアの邪魔が入らなくてよかった。。。
団員たちは皆、胸を撫で下ろしたという・。
フェアリーの名前は・・なんと!
「妖精姫ティタっぴ」
のちの妖精王ティターニアなのだった!(嘘)
戦闘を勝利で終えると
アロセールを口説き落とすデニム。
のちの新宿歌舞伎町のNo1ホストである!(嘘)
そんな弟の姿に人知れず不満を募らせていくカチュアだった。。。
タインマウスの丘
ヴァイスはカチュアを自分の物にしたいからか
カチュアを説得していた。
文字だけだったあの頃の記憶だと
もっと激昂して早口に捲し立てるような
冷静さを欠いているようなイメージだったのだけれど
ヴォイスで喋るヴァイスは
ゆっくりした口調で精神に訴えてくるような雰囲気だ。
このヴァイス…たぶんDV野郎だ!(°Д°)
しかし!うちのカチュア姉さんはなびかない!
弟一筋なのだった。
フラれたヴァイスが腹いせに
近くにいたヴォルテールを薙ぎ倒した!!
ヴォルテールーー!!!(°Д°)(°Д°)(°Д°)
ナイトのくせに!!
ぴっぴは素直に罵倒するのだった!
剣にしてしまうぞ!
と。
(しないけど)
そもそもヴォルテールが殺られた原因は
やっぱりカチュアにあるのかもしれない。
フラれたヴァイスは更にもうひとりのモブちゃんナイトを薙ぎ倒すのだった。
一方。
ぴっぴはというと静かにドラゴンの捕獲作業を進めていた。
しかし残念なことに説得は失敗。
次のターンにもう一度口説いてみよう。
その様子を近くで見ている者がいた。
カチュアである!(°Д°)
「私の可愛いデニムが前線で頑張っているのにあなたは何をしてるの?(-_-#)」
という幻聴がぴっぴには聴こえたという…。
カチュアのスピリットサージにより
手塩に育てた(瀕死にさせた)ドラゴンは
消し炭になったのだった…。
こうして負傷者2名とドラゴンが犠牲になったことで悲しみに暮れたぴよこ騎士団は
ファランクスを使うムカつくナイトを放置して
ヴァイスを退けたのだった。
ー戦闘後ー
アロセールが仲間になりたそうにこちらを見ていた。
デニムはハーレムを作るために喜んで仲間に招き入れた。
クリザローの町
クリザローの町へ待避するとそこにもまた待ち伏せが。
さらに見知らぬナイトが捕虜になっていた。
「あ!あれはゴールドナイト!」
金色に輝くその装備に強者を感じざるを得ずテンションの上がるデニムに
ぴっぴは思う。
(あれはテンション上がるよね…)
デニムは知らないのだ。
あれが見かけ倒しだということを。
とはいえぴっぴも少し期待するのだった。
リボーンではナイトは昔に比べて使えるジョブなのだから。
それにしても救助対象が男の時はあまり文句を言わないカチュアなのだった。
クリザローの町を制圧後にゴールドナイトことフォルカスから提案を受けた。
陸路を通れないなら海路を行ったらいいじゃない~
と。
クァドリガ砦にいる仲間を助けてくれたなら
船を出せるとのこと。
その足元を見るような提案をしてくる相手と
それを受け入れるデニムにカチュアは不満を募らせるのだった。
このカス野郎!
今日からお前はフォル【カス】よ!
カチュアのシワがひとつ増えた。
クァドリガ砦
クァドリガ砦には初出のコカトリスがいることを偵察で知ったぴっぴは
またもや捕獲に躍起になるのだった。
丹精込めて仕込んだ(瀕死にした)コカトリスは
残念ながら説得に応じてはくれなかった。
ぴっぴはカチュアの視線を感じていた。
「僕にこの手を汚せというのか!?」
どうせまたカチュアに殺られるなら…
葛藤した挙げ句、ぴっぴは自らの手でコカトリスを葬るのだった。
カチュアは遂に無言の圧力を身に付け、
ぴよこ騎士団はカチュアを恐れるようになっていた。
カチュアはテラー僧侶にクラスアップしていた(※イメージ)。
バイアンを救出したデニムはシスティーナが捕らわれていることを知る。
バイアンはシスティーナを助けに行くのに手を貸してほしいと
しつこくデニムたちに迫るのだった。
この一連のやり取りを陰から覗いていたぴっぴは思った。
流石にここはリアルで考えたなら
システィーナを助けに行く余裕はないだろう。
バイアンの一言が気になる。
「ハイムに到着するのが数日遅れる程度だろう」
だと?
その数日遅れることでどんな影響が出るかわからない。
今回ばかりはカチュアの言うことが正しいと思えた。
また、ぴっぴはしつこいのは嫌いなのだった。
「助けに行きましょう!」
ぴっぴはもとよりそこにいた当事者たちも驚愕する。
デニムが高らかに宣言した。
「リーダーは僕だよ。」と。
その答えにカチュアも絶句する。
デニムはどうしてもハーレムを作りたくて仕方がないのであった。
ダムサ砦
海賊の嫁は敗戦が濃厚になりポツリと溢す…。
「お腹の子供が…」
は?(°Д°)
そんなことを知ってしまったら手が鈍るではないか!
僕にこの手を汚せというのか?
デニムは葛藤する。
バルマムッサで虐殺を出来なかった者が
海賊とは言えそのお腹の子供を殺めることなど出来るわけがない。
だから!
デニムは海賊の嫁とは別の敵を倒しに向かうのだった。
嫁殺害を仲間に押し付けて。
後味の悪い攻略ではあったが
システィーナ救出のためだ。
仕方ない。
ふと、ぴっぴは思う。
もしかすると海賊の嫁のセリフは…ブラフという可能性もあるのでは?
何せ卑怯な手段も厭わない海賊なのだから
それくらい不思議ではないよね~。
人の信用というのはこういうときに
関わってくるのだろう。
実のところ真偽は不明だ。
こうして救出されたシスティーナに
会いたかったと伝えるフォルカス。
ん?
あンた、システィーナ救出より騎士のプライドを取ったじゃない~。
どの口が言うのか?
そんなだからフォル【カス】なんだよ。
今度はシスティーナの姉セリエに会ってほしいとのこと。
どんだけ寄り道させたら気が済むのか?
カチュアはただ黙る。
一方のデニムは新たなお姉さんとの出会いに期待に胸を膨らませていたのだった。
ボード砦
セリエは解放軍のリーダーだった。
彼女はガルガスタン軍を撃ち破った後のロンウェー公爵を暗殺しようとしていた。
そんなことをしても真の平和は掴めないと
姉セリエを止めようとするシスティーナ。
しかし、理想ばかりでは現実は変えられないと
聞く耳を持たないセリエ。
二人のやり取りを側で見ているのは
デニムとカチュアだった。
そしてそれをこっそり隙間から覗いていたのはぴっぴである。
この姉妹のやり取りはデニムとレオナールに重なるのだ。
二人が兄弟だったなら…。
そんな妄想をしてしまう。
システィーナを突き放すセリエはデニムに彼女のケアを頼む。
妹思いなのだ。
そんな姉妹を見てカチュアは何を思っているのだろうか。
いつになく静かだった。
昔々、この時のぴっぴは
システィーナをヒロインだと思っていたのでした。
彼女が一番デニムの側にいたというのに。。
システィーナを口説き落としたデニム。
おまけで野郎二人が付いてきてしまうが仕方ない。
お姉さんだけを集めているとハーレム作りがバレてしまうから
いいカモフラージュになるだろう。
背後に立つカチュアにデニムはそう思うのだった。
古都ライム
デニムたちぴよこ騎士団がライムに到着すると
そこで待ち構えていたのは賞金稼ぎのザパンだった。
何故ここに!?
驚愕するデニムにザパンは答える。
ロンウェー公爵に雇われたのだと。
ここのマップは狭いうえに
戦闘開始直後はデニムとカチュアが離れた場所に居ることもあって
難易度が高い。
カチュアを置き去りにして前線を下げても良いのだけれど
今はカチュアも大事な戦力なのだ。
見捨てるわけにはいかなかった。
さらに難易度を上げている要素としては
2体のトカゲと2体のドラゴンがいるということ。
トカゲは物理攻撃を無効化するスキルを使ってくるため
魔法でしか倒せない。
ドラゴンは言わずもがなである。
そのドラゴンに興味を示したのは
これまた言わずもがなの
ビーストテイマーのぴっぴだ。
いざ!捕獲!o(^-^o)(o^-^)o
とは言えそもそもの難易度が高いマップなので
ドラゴンは後回しにせざるを得ず
人間から倒していく作戦を決行するのだった。
その戦いは熾烈を極めた。
ただ殴るだけでは敵の戦力が強すぎる!
そこでこちらの商品をご用意しました♪
テッテレ~♪
ーゲルゲの吹き矢~(合成済み)ー
ぴよこ騎士団にはゲルゲの吹き矢が使えるユニットが三人。
ビーストテイマーのぴっぴ。
忍者のサラ。
妖精のティタっぴ
魅了つき2つと石化つき1つを装備。
これを使ってみたぴっぴさんの感想は?
「こんなに効果があるとは…正直驚いています。
もっと早くにこの商品と出会いたかったですね。」
(※個人の感想です)
ということでこれによって
戦闘難易度を下げることに成功したぴよこ騎士団は
いよいよ人間ユニットを排除して
ドラゴン捕獲に動き出したのでした。
その時!!
ザパンから逃げ回るカチュアが…
またもや…
Oh…マイシスター
この難局においても強気のカチュアは
逃げながらザパンに攻撃をし続けていたのです。
ある意味彼女ひとりでザパンを退場に追い込む結果となり
今回もまたドラゴンの捕獲が出来ずに終わってしまいました…。
ーその後ー
ハイムに突如として現れたのは暗黒騎士団。
彼らとロンウェー公爵は不可侵条約を結んだはずなのに…なぜ!?
迎撃に現れたのはランスロット率いるゼノビア騎士団である。
この激突の結末は!!!???
そしてこの混乱に乗じてザパンに捕獲され連れ去られるカチュア!!
「姉さん!!」
焦るデニム。
しかし、本人は気づいていないものの
心の底では邪魔者がいなくなった
と思っていたのだった。
古都ライムへデニムがやってくる間の出来事として
ガルガスタン軍トップのバルバトス枢機卿がロンウェー侯爵の手によって
処刑されていた。
デニムの視点だけではその様子は知りえないことであり
また同行しているぴっぴも当然ながら知りえない。
こういう情報をまとめてくれるのがウォーレンレポートなのだ。
いい仕事しておられる。
アルモリカ城城門前
お気づきだろうか?
スタメンが変わっていることに。
ぴよこ騎士団はフランパ大森林へ立ち寄り
遂に念願のドラゴンのスカウトに成功したのだった。
これによってフォルカスは一線を退いた。
そしてジョブの交代も。
雷神アロセールにしても弓使いが強さを発揮出来ないと見切りをつけて
アロセールは忍者に転職。
ゲルゲの吹き矢のデバフ効果が強いのと
忍者はオートスキルで武器にデバフが付与されるので
かなりの確率でデバフを相手につけることが出来る。
また防御を一時的に上げるオートスキルも使い勝手がいいのだ。
元々忍者をやっていたサラは
クレリックへと転職してもらった。
クレリックは要らないような気もするが
やはりヒーリングプラスは
昔も今も重宝するのだった。
やって来た城門には
お婆さんとザパンが待ち構えていた。
今のぴよこ騎士団にはさほど驚異では無かったが…。
ザパンは逃亡しお婆さんは最後まで戦い抜いて
天に召されていった。
往生際が悪い男と覚悟を決めて腹が座っている女。
そんな風にも思えたが
結局お婆さんは死に場所を探していたのかもしれない。
その介錯をデニムがしたのだ。
バルマムッサでは手を汚さなかったデニムだが
バルマムッサの住人の肉親に
こうして手をかけている。
前へ進むために。
そして、姉を求めて。
そんなデニムの姿を見ていたぴっぴは
戦争というのは悲劇しか生まないのだと
改めて思うのだった。
ー今日の一言ー
ドラゴン強いよぉ~(≧∇≦)
投石が放射型でしかも素殴りのような破壊力。
移動型の要塞のようです♪
アルモリカ城城内
そうだった。
ここは…ヴァイスと一騎討ちだった。
ザパンがヴァイスに殺されるところを
城門の隙間から覗いていたぴっぴは自分がデニムだった過去の記憶を思い出していた。
あの時は…確か…。
素早さ特化の忍者で弓を装備して遠くからチクチクしていたような!?
今のデニムはというと…。
そんな装備で大丈夫か?
ジョブはテラーナイト。
弓は装備出来ない。
回復アイテムも1つ所持しているだけだ。
ガチンコで殴り会うしかない!!
あれ?
デニムに毎回カウンターが発動することで
意外と余裕だった(≧∇≦)
二人の戦いを止めたのはレオナールだった。
「何故止めんるだ!!」
憤慨するヴァイス。
レオナールはヴァイスを助けたのだ。
城門の隙間から覗いていたぴっぴは独りごちる。
「命拾いしたな…( ・ε・)」
冷静に考えると今の戦況ではウォルスタ軍は一丸にならないと敗戦が濃厚。
共闘を断ったデニムは
どこまでも理想を貫きたいのだ。
間違いを犯してまで生きていても仕方ないということだろう。
戦争に身を置いて考えてみると
死にたくないから戦うものだと考えてしまうが、
デニムはその先を見据えて
死のリスクが高い道を選択した。
ここのレオナールは中間管理職の鑑のようだ。
理想ばかり追っても現実は良くできない。
民衆がどういうものかをデニムに諭す。
デニムに過去の自分を重ねて見ているのかもしれない。
レオナールはそんな若かりし頃の自分に語りかける。
世界を見て確かめてこい!
そしたら今の私を理解することが出来るだろう。
デニムとカチュアを逃がすのだった。
レオナールみたいな人が理想の上司なんだろうな。
と思ってはっとする。
理想の上司という単語をよく耳にするけれど
これってつまり管理されたい相手ということなのでは?
そういう話題をよく耳にするということは
やっぱり民衆というのは管理をしてほしいものなのか。
つまりレオナールの言っていることそのものではないか。
デニムは嫌なことから目をそらしているのだろうか?
デニムの逃避行はさらに続くのだった。

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