
「みなさんには今回から私の指示に従ってもらいます!」
ぴっぴは騎士団メンバーに宣言する。
それは前回オートで12階を戦った結果、
徘徊するレベル50の中立モンスターのクリスタルドラゴンを
範囲攻撃に巻き込んでしまい
壊滅した反省を生かしての言葉だった。
出来ればこんなこと…束縛して指示に従わせるなんてしたくない…。
ぴっぴはパワハラを懸念して…
懸念して…
懸念しているわけでなく
マニュアル操作が面倒なだけだった。
だってアニメみたいじゃないですかぁ!
そんなぴっぴの想いを知ってか知らずか
メンバーたちはそれぞれ
方針を素直に受け入れてくれた。
その結果12階を無事に抜け
今は13階で戦闘をしていたのである。
13階にはネクロマンサーがいた。
むむむ( ゚ε゚;)
強そうだ…
いっそ仲間にしようか!
偵察を終えたぴっぴは
デニムに勧誘スキルを持たせ戦闘を開始する。
13階ともなると敵のレベルは40となり
そのレベル差は4!
その差は例えるならば
小学2年生が6年生に戦いを挑むようなものだ(わ、わかりやすい!)
だから工夫が必要だった。
ぴよこ騎士団は可能な限りの手を尽くし
敵を魅了し一時的に味方につけていく作戦を取っていた。
ネクロマンサーも例外ではなく。
そのネクロマンサーに近づいていく者がいた。
同じく驚異的攻撃力を持った敵コカトリスだった。
魔獣系は特に魅了が掛かりやすい。
ドカッ!!
コカトリスがネクロマンサーを激しくどついた!
ぴょ~ん♪
通路のヘリに立っていたネクロマンサーは奈落へと落ちて行った…。
お、ぅをぉぃ!!!
な、なにしたくれちゃったるだ!!
怒声を飛ばしたのは
勧誘スキルをセットし重たい体でのんびりネクロマンサー目指して
歩みを進めていたナイトなデニムだった。
コカトリスへの怒りはやがて
デニムの力となり
デニムは単騎で格上モンスターの群れへと突貫し
無双するのだった!
ちょ!
やめてくれます?
あなた結局歩くの遅すぎて
戦闘に殆んど参加しなかったじゃないですかぁ!
戦闘の顛末をまとめていたぴっぴのブログに
デニムが勝手に話を作って書いていたのである。
デニムの事はさておいて
兎に角13階は負傷者も出さずに
無事にクリア出来た。
だが課題は山積みだった。
特にパーティー全体の火力が十分に発揮できない
そんな不完全燃焼が気になった。
どんなパーティー編成が強いのだろうか…
明確な答えも出せないまま
ぴよこ騎士団は次のフロアに足を進めたのだった。

FF14の死者の宮殿編(無料で遊べるので興味ある方はどうぞ~TOのBGMも流れます♪ あの人も登場します!)

コメント