
~エピローグ~
空中庭園深部から帰還したデニムたちぴよこ騎士団は
カチュアの戴冠式までの間に祝勝会を開いていたのだった。
「という訳で~ぴよこ騎士団のメンバーを紹介するよ~♪」
騎士団参謀のぴっぴが舞台上で部隊の紹介を始めたのだった。
それはまるで演劇の終演後に行われるカーテンコールのようだった。
まずはリーダーのこの人から~!
一人一人主要メンバーが紹介されていった。
■デニム
この物語の主人公。
テラーナイトで育てるもぱっとしなかったものの
忍者にしたところ化けた。
臭いシリーズが手に入ってからはルーンフェンサーで
召喚魔法撃ちまくり。
■カチュア
正式入隊したときからプリンセス。
召喚魔法とスターティアラで敵を屠りまくり闇オチ。
武闘派なのは血筋。
■床ぺろのぴっぴ
ぴよこ騎士団参謀。
ルーンフェンサーからドラグーンに転職。
力押しが出来るようになった後半は
テラーナイトに落ち着く。
チャームでドーピングした結果、
まさに近寄りがたい存在に。
■デネブ
加入当初からうぃっち一筋。
彼女の魅了成功率は他の追随を許さない。
魅了作戦隊長。
■カノープス
バルタン一筋。
弓と斧を持っていたもののひとり前線に出ては転がる。
そのため途中リストラされる。
全員が前線に出れるようになった後半から部隊に復帰。
その手にはグローブがはめられていた。
■セリエ
デニムが忍者からルーンフェンサーに転職したことに伴って
セイレーンから忍者に転職した。
元々武闘派につき即適応。
レジスタンスリーダーは伊達じゃない!
■シェリー
セイレーンからシャーマンに。
魔法攻撃力はNo.1!
その驚異の破壊力から敵に恐れられた結果、常に狙われる。
転がった数も恐らくNo.1!
カチュアと共に闇オチ。
■システィーナ
扱いに困った果てにクレリックに落ち着く。
四姉妹の中で一番最初に仲間になって
一番長く一緒にいるのに
一番地味な存在になってしまった可哀想な人。
前線へ出ては杖の必殺技を撃ちまくるのは
彼女なりの存在アピールなのかもしれない。
■オリビア
生まれも育ちも生粋なクレリック。
今も昔もクレリック。
クレリックしか似合わない女。
デニムへの愛を競うかのように
カチュアのスターティアラにイクソシズムで対抗した。
カチュアからは「あなたにお姉さんと言われる筋合いはない」と
言われたとか言われないとか・。
■クレシダ
ネクロマンサーなのだがネクロマンサーであることを禁じられた女。
ぴっぴにより専用魔法の使用を禁じられた彼女は
ウィッチと変わらなかった。
■ミルディン
ずっとホワイトナイト。
ギルダスよりも射程の長い槍使いということで
レギュラー入り。
主な役目は足止めとベロシティチェンジ。
前線にいることが多いことから
よくヤムチャのようになっていた。
■ハボリム
ソードマスター以外似合わない人。
そのせいで12人パーティーの時しか出番なし。
両手刀以外にもっと武器があればと思わざるをえない。
前線に出るも打たれ弱く、またその色合いからまさにヤムチャだった。
主力のメンバーが登場し華やかに舞台を飾っていった。
そんな姿をひとりハンカチを噛んで眺めている者がいた。
ぐぬぬ…
オリジナル版では雷神の名を轟かせていたというのに…
アロセールだった。
彼女がジィルガ装備を手に入れた頃には
世の中には平和が訪れていた。
そんなアロセールの肩を叩く者がいた。
プレザンス神父だった。
彼もまた二軍に落ちていた。
他にも…
バイアンやフォルカス
ボルテールにサラ…
あとは名前を忘れたあの人やこの人…
祝勝会は彼等彼女等にとっては
ちくしょー会になっていた。
宴は夜通し続いたのだった。
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