
ぴっぴの記憶に登場する4人パーティは
戦士、黒魔、赤魔、占星というジョブ構成である。
エオルゼア初期からの幼馴染でもあるのだった。
ソル戦士は一番年若くプレイスキルが誰よりも高い。
初見ギミックも誰よりも早く理解する。
頼りがいのあるタンクだ。
黒ラさんはプレイ環境の悪さもあって避けるのが苦手である。
おっとりした箱入り娘のような存在。
ヒラ子さんはぴっぴの初代秘書でありお守役。
ソル戦士と行動を共にしていることでプレイスキルは高いが
ちょっと抜けている。
赤っぴはこの物語の主人公である。
そう、ぴっぴである。
これは、記憶だ。
はじめて死者の宮殿200F踏破を目指した時の記憶だ。
上り階段を下れ
赤っぴたちは180階ボスと対峙していた。
ここは赤っぴにとっては言わずもがな初見の地なのだが、
黒ラさんにとっては全滅した苦い記憶の場所らしい。
越えられるのか…。ここを。
初見と全滅経験者のパーティが。
しかし、案内役の二人は猛者だった。
ソル戦士とヒラ子さん二人PTでの最高到達点は189階。
そう。この二人は廃人だったのだ。
そのお陰もあって、何とかボスを倒した我々は181階層に辿り着いた。
※ボスの出番カット(°Д°)
初めて訪れる場所に期待と不安を抱えて
辺りを見回す赤っぴは愕然とした。
「デカイ敵しかいなんいんですけど?」
赤っぴは思い出していた。
160階層を踏破したときのそる戦士の言葉を。
『170からが本番だよ!
そこで一段あがって、また180階からさらにもう一段あがる感じ。』
なるほど。
確かに、この感じ。
想像を越えていた( ゚Д゚)
中でもやヴぁいのはキマイラらしく、範囲を一発食らうだけで即死だという。
ここまで指一本で操作していた赤っぴは無意識に危険を察知したのか
いつの間にかコントローラーを両手で握っていたのだった。
(誇張表現です)
奥からキマイラ2匹がこちらへ歩いてくる。
逃げようにも反対側にはドラゴンとキマイラがいて逃げ場所もない。
しかも、コチラを見ている(ような気がする)。
赤っぴたちは壁に身体を押し付けるしかなかった。
ただただキマイラが行き過ぎるのを祈りながら。
( ゚ε゚;)( ゚ε゚;)( ゚ε゚;)( ゚ε゚;)
↑
その時の四人の様子
壁に張りついたせいなのか、緊張のあまりパニックだったのか
赤っぴのカメラは主観になってしまい
まさに目の前を巨大な2匹のキマイラが通りすぎて行った。
ほっと一息ついたものの、赤っぴたちには行き場が無かった。
この場の異様な迫力に気圧されて立ちすくんでしまっていたのだ。
ここは181階。
200階まで残り19階。
その1階1階が、少なくともこれ以上の雰囲気なのだ。
パリン!!
止まった時間が動き出した。
温存していた貴重なマンティコアに変身したソル戦士が
切り開いていく一筋の道を赤っぴたちは駆け抜けていった。
そして、遂に全員未踏の190階に到達したのだった。
4人はボスと対峙した。

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