
今回の冒険の目的は
初見未予習で30Fまで到達すること。
実はルールがあった。
(後付けではないよ?)
30Fのボスのギミックが理解出来ずに負けたら
予習解禁してよいと言うものだった。
ぴっぴは正に今、そのボスと対峙していた。
その姿に諦めすら覚えて。
温存していたウネを召喚。
温存していた攻撃と防御の与ダメアップも追加する。
さて…逝ってこよう!!
覚悟を決めた。
取り敢えず殴ってみた。
昔のYouTuberのネタのように。
そうさ、ネタになればいいのさ♪
そんな軽い気持ちで。
硬い…
時間も余りないけれど倒せるのかな?
いやその前にどれだけ長く戦えるのか?
フィールド前方に青黒いモヤモヤが並んだ!
冷静にそこを見る。
見る!
なるほど!!
時間が経過していく…
左右から青黒いモヤモヤがやって来る。
冷静にそこを見る!
なるほど!!!!
ボスの詠唱を眺める!!
なるほど!!!!!!
これは…
「もしや!?(°Д°)」
行けるのでは!?
ウネのストンスキンや回復のお陰もあって
自身でのケアは殆んど不要だったこともあり
フィールドやボスの動作を観察する余裕があった。
そもそも戦闘開始した時点でクリアではなく
長く生きて観察することを目的にしたことが
心の余裕を作ったのかもしれない。
あと6%
あと3%
フィールドに広がっていく予兆サークルを
避けながら残りHPを確認し
ぴっぴは確信した!!!
攻撃優先!!!!
押し込む!!!!
0!
.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.
崩れ落ちるラスボス。
その名は…◯◯◯◯◯ト
(※カバトットではないよ?一文字合わないし)
名は敢えて伏せておこう。
静かになったフィールドを見渡すと
そこには杖を構えたウネが立っていた。
「ありがとう…」
心を持たないウネに感謝を述べる。
もちろん、心の中で。
そうだ。
パシャ!
ぴっぴはそれをウネの上着の胸ポケットに
差し込んで退出したのだった。
ダンジョンから出てきたぴっぴを
コー・ブランタが迎えた。
それは、1つの物語が閉じて31Fの扉が開いたことを意味していたのだった。
ーおしまいー
リザルト
武器+41
防具+37



コメント