1巻
◆僕の心のヤバイやつ (1-8巻 最新刊) 大人買い ↓

アニメ見て気に入ってしまったので原作集めてしまいました。
既刊の8巻まで揃ったので改めて1巻から読んでいきます。
8巻までは既読なので読み返しになります。
8→1の落差が凄いです。
特に山田の。
1巻ではまだ市川のこと何とも思ってない。
ではいつから?
と思ったけれどよくよく考えると
山田は俗に言うところの典型的女子なのです。
恋愛加点式です。
100から始まる男子と比べたら恋愛感情がわかりにくくて当たり前なのです。
この物語は市川視点で書かれているのだけれど今思えば山田視点とも言えます。
山田が市川を意識していくエピソードで話が進んでいるのですから。
一番最初は図書室でお菓子を食べているところを市川に見つかります。
でも市川は山田の言うとおり(何て言ってるかわからないけど、言わないでというようなことだと思われます)、他言しません。
市川はそもそも他言する友達がいないだけだけど。
ここで信頼が芽生えて同時に接点となりました。
こんな感じで全部が実は山田視点の市川との思い出エピソードなのですよ!(°Д°)クワッ
アニメの感想にも書いたけれどやっぱりあの山田の似顔絵をパスケースに入れている件はアニオリでした。
原作にはそんなシーンはありません。
だけど代わりに(アニメにもあったかな?)
文化祭の準備で山田が市川に絵を書くのを手伝うように促しますが
そこで「絵が上手かったよね」と言っています。
これって似顔絵のことですよね。
あの似顔絵に好感を持っているっていうことだと思いました。
ではその似顔絵はいまはどこに?
山田だから捨ててしまった?
ぐしゃぐしゃになってカバンにある?
もしかすると大事にパスケースにしまってあるかも。
という流れからのアニオリだったのかもしれません。
2巻
2巻は市川に興味を持った山田が市川の気を引こうとしていく。
でも市川は山田を好きになってもそれは叶わないからと
自分の気持ちを押さえてしまう。
そして山田の行動に困惑するのです。
何故ならあり得ないと思っているから。
勘違いしてはいけないと。
かなりの鉄壁…いや自己評価が低い。
それは彼の性格をみたら仕方ないのかもしれない。
山田は距離を縮めたいのに市川が避けることもあったりで
嫌われてるのかなとか思ったりもしているようです。
でもそうでも無さそうな市川の態度にその反動ですぐ嬉しくなってしまう。
ふぅ(〃´o`)=3
瑞々しい(≧∇≦)
山田は興味というか好意というかそういうのがある相手には
距離が近いんですよね。
一人っ子だからなのだろうか?
それとも業界人だから?
その感覚だけが明らかに違う。
スキンシップが多いんですよね。
深い意味はなく無意識に?
市川からしてみたらたまらないのでしょう。
だから社会見学での帰りのベンチや電車内で距離を取ろうとするわけで。
ふぅ(〃´o`)=3
瑞々しい(≧∇≦)
3巻
最初のタイトルは
「僕はLINEをやっている」です。
市川とLINEを交換しようと
「LINEやってる?」と聞く山田。
その真意はLINE交換したいという意味なのだけれど
市川にはそれが伝わらない。
友達がいない故にバカにされたと思ってしまうのです。
悲しい…
その後に真意に気づく!
のだけれどタイミングを逃した二人はLINE交換に至らなかったのです。
ここで押さない山田よね。
積極的なのか消極的なのか?
謎。
山田は少し面白い子だから一度失敗したことで
簡単な交換では納得しないのかもしれません。
だから!
一冊丸々使って漸くLINE交換に至るのでした。
3巻の最後のエピソードタイトルは
「僕たちはLINEをやっている」でした。
この漫画の不思議なところがあります。
全く物語の中で触れられないのが二人の身長差です。
市川もそこには触れないのよね。
立場の違いは気にするみたいだけれど。
身長差は20センチくらいありそう。
何故そこに触れないのだろう?
作者の性癖なのかしら?
私はこの漫画の作者は直感で女性だと思ったんだけれど調べたら男性でした。
桜井のりお
でもよく調べるとやっぱり女性らしい。
女性が男性の名前使ってるの?
本当に!?
結局どっちなんだ!?
そんな作者だからこそなのかもしれません。
市川視点のようで実は山田視点のようであり
少年漫画にも少女漫画にも見えるし見えない。
この漫画はそういうところも魅力なのかもしれない。
4巻
◆クリスマスイヴ
やっぱり二人は中学生なんだなと思うわけです。
市川は言わずもがなではあるけれど山田も。
しかし山田は芸能界で大人に混ざって仕事してる割には子供ぽいのです。
色気より食い気だったりね。
身長差を気にしてるシーンて殆んど無いと思うのだけれど
唯一はっきり意識してるのがパンケーキ屋さんでの階段シーンです。
市川が自分より下に行くのを阻止しています。
でもその割にはヒールの有る靴履いてるのよね。
そう思うとこれは身長差を単純に気にしたというよりは
滅多にないシチュエーションを楽しみたかったのかも。
子供じゃん(≧∇≦)
でもって市川に可愛いと言って欲しい山田の態度が可愛い(о´∀`о)
階段のシーンは髪型をよく見てほしかったってことなのかも。
おもしれぇ女の考えることは難しいのです。
それにしても市川はイヴなのにデートだということを
微塵も考えない(少し考えたが信じない)というのはなかなか重症よ…
◆市川姉ちゃん
僕ヤバに出てくるキャラってみんな優しくて好きなんだけど
中でも一番好きなのが市川の姉ちゃんです。
弟が大好きなので山形に帰省したときは同じ布団で寝ようとしていました。
弟の好きな相手が超絶可愛い子(山田)であることを知ると
諦めさせようとします。
これは弟が好きだからという思いもあるんだろうけど
自分に似ている弟が成就しない恋に傷つかないようにという思いから。
しかし脈があると見切ったその瞬間から
弟を応援するのです。
秋田犬のキーホルダーが京太郎とお揃いだと思っていたら
山田が同じものを身につけていて
全てを察して人知れずキーホルダーを外すんです。
このシーンはもう名シーンです(*´ー`*)
そして唐突に用事を思い出した姉ちゃんは
弟と山田を家に残してひとり出掛けるのであった…。
その姉ちゃんの姿は嬉しそうでもあり
弟が自分から離れていく寂しさのようなものもあり
でもしっかり姉していてそこが見ていて切ない。
こんな弟思いの良い姉なんだけれど
市川の姉だけあってキョドるところもそっくり。
でもそこがいいんだよねー(о´∀`о)
山田からお姉ちゃんと呼んでいいか訪ねられてOKするとことか
山田と姉ちゃんがこれから先、二人だけの絡みのシーンがあるのか?
是非とも見てみたいと思わせる一幕でした。
このあと山田がお姉ちゃんって呼んでるのを私はまだ見たことがない。
姉ちゃんに幸あらんことを♪
◆市川京太郎
猟奇本を読むことが趣味なことを気味悪がられて
いつしか自分の殻に閉じ籠るようになった市川。
学校も休みがちになってしまう。
それが中1のころ。
原作一巻、話の始まりは既に中2です。
中1で山田の存在くらいは目にするようになって
気になる存在となったことで少しずつ登校するようになっていたのでしょう。
そして図書室で山田と交流するようになって
トントントン…と自分の思いがよくわからないままに
流されるように
気づいたら山田のことを好きになっていて
学校に来るのもいつの間にか嫌いではなくなっていた。
そんな過去の自分が置き去りにならないように
立ち止まって山田に本当の自分をさらけ出す。
殻を少し破れたのは山田のお陰だと口にするのです。
でも山田はそれは自分の力だと市川を諭す。
自分で学校に来たからこそ周りと友人関係が築けたのだからと。
山田の励ましに市川の心は楽になったのでしょう。
ありがとうの言葉が素直に口から溢れるのでした。
そんな市川を優しくよしよししてあげる山田。
なんですかこれは!!(°Д°)
ご飯がご飯が!!
すすむくんです!!(°Д°)
飾らない山田の言葉だからこそ
市川は心が軽くなったんだと思うと
もうキミタチ付き合っちゃいなYO!
としか思えません。
だからこそこの直後の関根の態度にも共感してしまい笑ってしまう。
話の作り方が良くできてる!
◆僕の心のヤバイやつ (1-8巻 最新刊) 大人買い ↓
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