
また戻って来てしまった…。
ここには人を引き寄せる何かがあるのだろう。
ここはそういう場所なのだ。
そうここ…「死者の宮殿」は。
ぴっぴは赤魔だった。
ソロの記録は160F踏破。
現在進行形だ。
怖くて161Fに踏み出せないでいた。
そんな矢先にオルトエウレカに出向いたことが転機となった。
オルトエウレカの記録はソロで30F。
現在進行形だ。
DDの中では一番簡単だとの噂だが
ぴっぴは狭くて段差のあるフィールドが好みではなくて
31F以降に興味が沸かなかった。
そんな攻略の中で2つの気付きがあったのだ。
1つは、30Fまでの難易度が死者の宮殿の中層を感じさせたこと。
これが死者の宮殿の中層の簡易的なイメトレとなって
ぴっぴの恐怖心を和らげたのだ。
そしてもう1つ。
オルトエウレカでセーブデータを2つ同時進行させることで
これまた心に余裕が生まれることを知ったのだ。
それは残機が1つあることの安心感だった。
死者の宮殿では1つのデータで挑んでいた。
もう1つのデータは4人パーティーでの初踏破記念データだったからだ。
時は過ぎた。
いつまでも思い出に浸るのはやめよう。
前へ進ませてもらおう。
みんなもわかってくれるはず。
何故なら彼らはぴっぴの古き良きフレンドなのだから。
夕陽で赤く染まるリムサの空で三人の友が微笑んでいた。
(私たちのこと捨てるのねー!!(# ̄З ̄))
そんな声が聞こえたような気もしないでもないが
それはきっと波の音だと思うことにした。
ぴっぴはその記録をアーカイブに保存して
データを空けた。
Thank Youマイフレンズ(o^-‘)b !
これは決意なのだ。
ここまですることでソロ踏破を成し遂げるという。
そしてそのデータに新たな物語を書き込んだ!
機工士として!
DD攻略に一番向いているという噂の機工士として!
しかしぴっぴは知らなかった。
「機工士ってどうやるの??」
そこからーー!?(≧∇≦)
ぴっぴの冒険は今始まったばかりだ。

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