
3話:死者の宮殿ソロ攻略深層直前編(察し)シャイニング!
前回のお話ーここまでのあらすじー160Fまで辿り着いたものの恐怖のあまりに立ち往生しているぴっぴ1号を救うべくぴっぴ2号は機工士となって死者の宮殿に潜ったのだが気が付けば赤魔導士に戻っていたのだった・・・ぷすんぷすんそれはぴっぴの頭から発せ...
一方、その頃。
「ん!?」
何か聞こえる!?
部屋の端っこに三角座りをしていたぴっぴことぴっぴ1号は
地面に顔を…耳を押し付けた。
その姿は床に転がるときの姿勢と同じで
とても似合っていた。
(やかましいわ!)
「……ま、…………から………てて」
ん!?
んん!!??
この声に聞き覚えが…
「あ!この声は私の声だ!」
耳を押し付ける!!
「今、向かってるから、もう少し待ってて!」
ぴっぴ1号には本能的にわかったのだ
それがもう一人の魂の片割れである自分であると。
ぴっぴ2号の声だということが!
「助けに来てくれたんだ!」
ぴっぴ1号は苦難の道のりを越えて
160Fを踏破したことで一瞬ではあるのだが
ほっと気を抜いたのだ
そしてその瞬間に生まれた心の隙間に恐怖という闇が滑り込んで来てしまったのである。
そのせいで先へ進むことが出来なくなっていた。
2号が来てくれたなら…
その思いは希望という光だった。
近づく光が闇を徐々に晴らしていくのがぴっぴにはわかった。
どうか無事にここまでたどり着いて…
ぴっぴ1号は地面に向かって祈る!!
「ふなきぃ~」
ぴっぴは160Fのボスと激しい戦闘を繰り広げていた。
そして声が聞こえた!
「船木じゃないしっ!」
もう誰もそんな古いネタわからないよ!
と呆れながらもデュラハンの攻撃を巧みに交わしていた。
そして!!
「地面に向かって…って逆だしっ!」
死者の宮殿は地下構造なのだった。
そして!!!
デュラハンを討伐したぴっぴは
トコトコと出口へ向かって疾走したのだった。
その先で遂に二人のぴっぴは邂逅を果たしたのである。

5話:死者の宮殿ソロ攻略深層直前編(察し)シャイニング!
前回のお話一頻り再開を喜んだぴっぴとぴっぴはちゃぶ台を挟んでお茶を飲んでいた。(※イメージです)「それにしてもよく無事で…」「そっちこそ」「ここまで来るの大変だったろう?」「うん。でも君の記憶が助けてくれたんだ。」二人は体験の記憶を共有して...
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