暗転から広がった視界の先にいたのは
異形の魔物だった。
「っていうか、ボスはみんな異形の魔物じゃん(≧∇≦)やだぁ~」
その魔物を見た瞬間にぴっぴは壊れた…_(:3 」∠)_
ー遡ること5分前ー
四人で申請したルレの待ち時間は5分ほど。
待ち人数も30人弱で、ぴっぴたちは全員DPSだ。
すぐシャキらないと踏んでぴっぴは品出しのための商品を作り始めた。
クラフターのスキル回しを理解していないぴっぴは
ネットで拾ったマクロを回し始めた。
と、同時に鳴り響く!
シャキーーーーン!!!
あるある状態に久しぶりに陥ってしまった!
- ここでいうあるあるとは、シャキ時間があると思ってクラフターを始めたらシャキってしまう状況のことである!
- 似たもので、シャキ時間があると思ってトイレへ行ったらシャキってしまうというのも稀によくありまぁ~す!
「マクロ~急げぇ~マクロ~~」
止めようと思えば止まるけど止めてしまえば素材を失ってしまう…
ケチなぴっぴにはその選択肢は無い。
あと13秒…
よし!完成か!
と思った瞬間!!
「な、なにぃ~~~~~~~~~!!!!!!!!!」
マクロが止まってしまった!
いや、マクロが役目を終えたのだ。
あとは自分で作業のボタンを2回押せば…
よし!出来た!!
「急げぇーーー!!」
あと5秒。
「ムキョーーーー!!!」
ぴっぴは後に語る。
「ああいうときってさ、焦っちゃうよね。
何時もなら普通に着替えられるのにさ。」
つまり!
間に合いませんでした…!_(:3 」∠)_
そこからのぴっぴの動きは早かったと、
隣で様子の一部始終をただただ黙って見ていた秘書は後に語った。
「あのときのぴっぴちゃんは無言で早着替えしてましたね。
あんなキビキビしているところを見たのは初めてでしたよ。
申請してたときの踊り子に着替えるのかと思ったら、シロマに着替えてましたよ。
シャキがキャンセルされて1秒も経たない時間で。
これは反省しているなと思いました。」
そう、ぴっぴは散々待ったみんなに申し訳なくて
なるべくすぐシャキるようにヒーラーであるシロマに着替えたのだった。
そして、案の定、今度は即シャキったわけで…
ーそして今ー
目の前にいるのはみんな大嫌いなパンデモ2層のボスなわけで…。
なるほど…
ヒーラーになったら即シャキするわけだ…
ヒーラーで申請したくないんだろうな・・ここ・・
しかし、
なんでやってないはずのシロマがレベル90になっているの?
不思議ね…?
ぴっぴは現実逃避を始めた。
そしてそのパンデモ2層は初見さん混じりというおまけつき。
これは、ぴっぴの罪と罰なのだ。
2層の顛末は思い出したくない思いから記憶は封印されました。
おしまい。
エンジョイライトなフレ三人「私たち結局被害者なんだけど?」
~ことの真相~
実はこの話には誰も知らない真実があったのです。
そもそも、最初に申請していた時点では全員がレベル90ジョブではなかった。
ぴっぴの踊り子はレベル87
秘書のリーパーはレベル80
つまり!
ぴっぴがレベル90のジョブに着替えたからと言って
レベル90のパンデモがシャキることはないのだ!!
では何故か!?
一部始終の顛末を見ていた秘書もマスターの犯した罪を雪ごうと
レベル90の賢者に着替えていたのだ!
あの一瞬で!!
結局、全員がレベル90になってしまったことで
悲劇が生まれたのだった。
この戦犯は誰だろうか・・・?
優しい私はあえて書かないが・・。
みんなの声(いやお前だろ)
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